「サービスエンジニアとして採用されるためにはどの様な志望動機であれば採用されやすいですか?」
そんな疑問にお答えします。
企業側は求職者のスキルや経験はチェックされますが、意欲を見るために志望動機も重要視されます。志望動機は、自己PRをするための要素の1つであり、企業側が求める人材像にであることをを示すアピールポイント。志望動機は、転職活動において重要なポイントと言えます。
しかし、履歴書を書く上で一番悩ましい項目ではないでしょうか?
サービスエンジニアとして採用される志望動機のポイントとしては以下の3つが重要になりますが、中々合致するような文章をかくのは難しいです。
- 理想的なマインドを持ち合わせている。
- 企業のビジョンや文化に合致する。
- 長く働けるモチベーションを持っている。
そこで、現役13年で現役のサービスエンジニアである私が、「この様な志望動機を持つ人物であれば一緒に働きたい」と思える志望動機のポイントをまとめました。
この記事を最後まで読むことで、就職活動がスムーズに進むこと間違いありません。
サービスエンジニアはアフターサービスを担当する部署
「サービスエンジニア」とは、顧客に対して技術的なサポートを提供するエンジニアのことです。
製品の納品設置や販売後の保守点検、修理作業を担当します。顧客からの問い合わせに対して、的確に対応することで、顧客満足度を高めることが求められます。
サービスエンジニアとフィールドエンジニアの違い
多くの企業では呼び方に違いはありますが、業務内容に違いはありません。会社が顧客に対してどの様にイメージさせるかを考え、以下のワードを組み合わせて部署名を決定します。
- サービス
- カスタマー
- フィールド
- エンジニア
言葉の些細なニュアンスで顧客にどの様な印象を与えるかの違い程度になります。
サービスエンジニアが担う業務内容
主な業務は顧客に対して新規納品設置〜廃棄まで全てに関わる業務を担当し、それに付随する間接業務も担当します。
外働きする部署として、営業部もあります。それぞれ業務内容に以下の様な違いがあり、お互いに自分の業務へ集中することで相乗効果を持ちます。
- 営業は新規顧客の獲得
- サービスエンジニアは顧客満足の獲得
サービスエンジニアの理想的な人物3選
サービスエンジニアはアフターサービスを担当するわけですが、どの様な人物が求められるでしょうか。主な要素を3つピックアップしました。
人との関わりが好きな人
サービスエンジニアは、顧客とのコミュニケーションが非常に重要な仕事です。
そのため、人との関わりが好きで、相手のニーズを正確に理解し、適切なアドバイスや解決策を提供できるコミュニケーション能力が求められます。
また、顧客からの問い合わせに対して、迅速かつ的確に対応できるマインドも重要な要素です。
機械を扱うメカニックのイメージが先行しやすいですが、顧客との折衝も大事な仕事です。
機械いじりが好きな人
サービスエンジニアは、ハードウェアとソフトウェアの双方の技術的な知識が必要です。
そのため、機械いじりが好きで、技術に興味を持っている人がサービスエンジニアに向いています。また、IT技術の進化が速いため、新しい技術や製品に対する好奇心や学習意欲も重要な要素です。
興味を持って学習できる人物は好ましいと言えますね。
サービスエンジニアに求められる資格
資格に関しては基本的に普通自動車運転免許は最低限必要になります。顧客の元へ走り回る仕事ですから、必須と言えます。
それ以外に、扱う機器によっては専門的な資格が必要になることもありますが、多くの場合は不要であることが多いと言えます。
私も持っている資格は運転免許ぐらいしか持っていません。
サービスエンジニアに向いてる人とは?
サービスエンジニアに向いてる人とは、技術的な知識やコミュニケーション能力を持ち、顧客に対するサービスマインドが高い人です。また、問題解決能力や責任感、ストレス耐性なども必要な要素です。
また、高年収のサービスエンジニアとして働くには外資系企業に所属することが近道で、英語が得意であることもメリットになります。
これらの要素を持った人は、サービスエンジニアとして活躍することができます。
採用される志望動機5つのポイント
サービスエンジニアとして理想的な姿が見えてきたところで、どの様な志望動機にすれば良いか順番に見ていきましょう。
自分強みや経験が企業に貢献できることを理解している
企業に採用されるためには、あなたがどの様な経験をし、その経験が企業に活きるのか考える必要があります。
どのように貢献できるか具体的に示す
志望動機を述べる際、自分がどのような強みや経験を持っているかを示し、どのように貢献につなげることができるかを具体的に示すことで、採用側にアピールすることができます。
以下にスキルを違う形で活かせることがアピールできます。自身が持つスキルを過小評価せず、活きる状況を相手にイメージさせることが大事になります。
- 開発設計職の経験・勉強してきたのであれば開発目線のハードウェアやソフトウェアの不具合の特定ができる。
- 営業の経験、勉強してきたのであれば、顧客との円滑なコミュニケーションが取れる。
- 事務職として働いていたのであれば、日常的な業務効率化に貢献できる。
会社や業界を自分なりに調べている。
採用試験を受ける以上、相手企業と取り巻く業界を理解しておく必要があります。知る上では以下のポイントが大事になります。
貴社のサービスや製品に十分理解できている
志望する企業のサービスや製品に十分理解していることは、採用側に自分の意欲や熱意を示すことができます。
企業のサービスや製品に関する情報を収集し、それに基づいて志望動機を述べることで、自分が企業に適した人材であることをアピールすることができます。
市場の状況を勉強している
自分が志望する業界の市場の状況を把握し、それに基づいた自分なりの視点を持っていることもアピールポイントになります。
業界動向やトレンドについて調べ、自分なりの分析や見解を示すことで、採用側に自分の専門知識や洞察力をアピールすることができます。
コミュニケーション能力にスポットを当てる
サービスエンジニアは、顧客とのコミュニケーションが非常に重要なため、コミュニケーション能力が求められます。
自分がコミュニケーションが得意であることをアピールし、顧客との円滑なコミュニケーションを図り、企業の業績向上に貢献できることを訴求することもポイントです。
過去の実績をどのようにアピールするのが効果的か考える
自分が過去にどのような実績を残してきたかをアピールすることで、自分の能力や経験を訴えることができます。過去の実績を具体的に示し、それが企業や業界に貢献できることをアピールすることが重要です。
志望動機が具体的で熱意をしっかり持てている
志望動機を述べる際には、具体的な理由や目標を示すことが大切です。
- 自分がなぜその企業に入りたいのか、
- どのような目標を持っているのか
これらをアピールすることで、採用側に自分の熱意や意欲を訴えることができます。
また、志望動機が企業のビジョンやミッションと一致していることをアピールすることも重要です。自分が企業の理念に共感していることをアピールし、企業とのマッチングをアピールすることで、採用側に自分の適性を訴えることができます。
サービスエンジニアの志望動機の例文
これまでは志望動機を考える上で必要な要素をまとめました。以下は実際の例文になります。
新卒が自身のコミュニケーション能力にスポットを当てた例文
私は学生の内に社会人サークルに所属し、幅広い年齢層の方と活動してきました。時にはサークル内での衝突もありましたが、仲裁に入り、関係改善してきたこともありました。この経験を通して、改めて人と人の繋がりの尊さを理解し、この経験を活かした仕事をしたいと思いました。培ったコミュニケーション能力を生かし、顧客との円滑なコミュニケーションを図りたいと考えています。また、相手の立場になって物事を考える力を得ており、わかりやすく説明することで、顧客に安心感を与えることができます。私は、このようなサポートを通じて、顧客満足度を高めることができると考えており、貴社のサービスエンジニアとして活躍したいと考えています。
転職者が過去の実績を交えた例文
私は、過去にもサービスエンジニアとして活躍し、顧客の満足度を高めることができました。私が所属していた企業では、製品のトラブル発生時には迅速に対応し、顧客に安心感を与えることができました。
業務上特に貢献できた要素としては大型の病院にて営業とタッグを組み、顧客のニーズに沿った製品提案を行い、採用に至り、安定稼働まで漕ぎ着けた経験があります。
また、顧客からの問い合わせには、わかりやすく説明することに心がけ、顧客からの信頼を得ることができました。私は、過去の経験を活かし、貴社のサービスエンジニアとして活躍し、顧客満足度を更に高めることができると確信しております。
新卒が医療機器メーカーを狙う場合の例文
私自身小さい頃から体が弱く、病院には何度もお世話になりました。今社会人になることが直近に迫った時、人を助けられる医療に関わる仕事をしたいと考えました。
私は医者や看護師になるための勉強をしてきませんでしたが、工学系の勉強をしてきましたので、この知識を使って医療従事者をサポートできるのではないか、と考えました。
サービスエンジニアとして貴社で活躍したいと考えています。医療機器は、人々の健康や命を守るために欠かせないものであり、私は、そのような社会的責任を果たす企業で働きたいと思っています。私は、貴社の医療機器を使う人々の生活に貢献するため、貴社のサービスエンジニアとして活躍したいと考えています。
雇用する側から見る理想的な人物像
これまでは採用される側の目線でしたが、採用する側として、「どの様な人物を雇いたいか」と言う目線で考えていきます。
技術力を磨き、新しい分野に挑戦したい
技術力を磨き、新しい分野に挑戦することは、サービスエンジニアとして成長するために欠かせません。
特に医療機器メーカーは幅広い製品群、新製品が発売されると工学的知識と医学的知識が必要になります。よって、自己成長への意欲は必須と言えます。
チームワークやコミュニケーション能力を発揮したい
サービスエンジニアは、チームで働くことが多いため、チームワークやコミュニケーション能力は重要な要素です。
特に所属決定した直後は同僚とのOJTを重ねて、専門的な知識や顧客との折衝方法等を学ぶことが中心になります。
積極的に同僚とのコミュニケーションを取れる人物でなければ成長できないわけですから、コミュニケーションが得意な人物でなければ成長機会が損なわれます。
特に、お客様と直接やり取りする場合には、適切なコミュニケーション能力が求められます。
よって、雇用する側は、積極的にコミュニケーションを取り、チームワークを発揮することができる人材を求めています。
まとめ
サービスエンジニアを目指す方にとって、志望動機は採用担当者の印象を大きく左右します。本記事では、サービスエンジニアに関する基本的な情報や、採用されるためのポイント、さらには理想的な人物像や志望動機の例文について解説していきました。
採用されるためには、人との関わりが好きであることや機械いじりが好きであること、そしてコミュニケーション能力など、さまざまな能力が求められます。具体的には、自己の強みや経験を理解していること、貴社のサービスや製品について調べていることが重要です。
採用されるためには、志望動機を具体的に表現することが欠かせません。顧客満足度を高めたいという志望動機については、どのように貢献できるか具体的に示すことで印象を与えることができます。また、医療機器メーカーを狙う場合には、その業界についての理解や、自分の経験と業界との関連性についてアピールすることが重要です。
雇用する側から見た理想的な人物像についても解説しました。技術力を磨き、新しい分野に挑戦したいという姿勢を示すことや、チームワークやコミュニケーション能力を発揮することができる人材であることをアピールすることが重要です。
本記事を参考に、自分の強みや志望動機を明確にし、サービスエンジニアとしてのキャリアをスタートさせましょう。