【転職するなら手術ロボット?】業界が羨む最新トレンドの医療機器を解説

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医療機器分野は将来的に無くなる可能性が少なく、常に必要とされる産業分野です。

勤務先が医療機器メーカーであれば食いっぱぐれるリスクがなく、安定した年収も期待できます。

しかし、医療機器メーカーと一言で言っても、どの様な機器を扱うべきか悩ましいことも多いのではないでしょうか?

医療機器メーカーに転職を考えている方にオススメしたいのは、手術支援ロボットに関わる仕事がオススメです。医療分野における技術革新が進んでいる現在、手術支援ロボットの需要は年々増加しており、その市場規模も拡大中。多くの企業も参入しています。

この記事では、「何故今手術支援ロボットを扱うことがオススメなのか?」を解説しています。

手堅い医療機器業界に就職したい方は必見です。

記事の内容

医療機器メーカーで働くメリット

医療機器業界は大きな金額が動く為お勧めします。

そもそも、勤務先を医療機器メーカーを選ぶことには多くのメリットがあります。

  • 責任感のある環境で仕事をしてきたことをアピールできる。
  • 医者や研究者を顧客に仕事してきたことから、権威ある相手とのプレッシャーに負けない働き方を期待される。
  • 医学的知識を勉強してくることから勉強熱心であるイメージをしてもらえる。
だっと

私は社会人で常に医療機器業界にいて自覚がありませんが、中途採用で医療機器メーカーの内定をもらうのはハードルが高いと聞きます。
もし、あなたが新卒で医療機器業界に興味があるなら、医療機器業界を選びましょう。

中途採用で医療機器メーカーに入社した人たちの前職

サービスエンジニアの仕事はよく勘違いされるかもしれませんので一度おさらいしましょう。

医療機器メーカーに転職するには、医療分野に関する知識や経験が必要と思われるかもしれません。確かに、医学的知識を勉強して医療機器メーカーに就職されている方もいます。

しかし実態は営業やサービスエンジニアとして大きな実績を上げている方が中途採用で入社している印象です。専門知識がなくても入社後に習得できる場合が多いです。

だっと

実際に私の同僚や、共通の知人で医療機器メーカーに配属になった人間もいますが、以下の様な業界から飛び込んだ方がいらっしゃいました。
・自動車整備
・農業機器
・半導体機器
・サーバー機器
・医療機器のディーラー

なぜ手術支援ロボットをオススメするのか

大手医療機器メーカーはメリットがいっぱい

医療機器メーカーで働くメリットは見えてきましたが、なぜ手術ロボットをオススメするのでしょうか。順番に解説していきます。

そもそも手術支援ロボットとは

手術支援ロボットは、人の手では張り込みづらい人体領域へ容易にアクセスでき、内視鏡で見づらい入り込み、先端の処置具を活用し、今まで実現できなかった手技を確立させたロボットです。

従来の外科的手術は人が目視したり、人の手を突っ込める様に広範囲を開腹しなければなりません。開腹手術は患者への負担が大きく、術後の回復も長時間になりがちです。

しかし、手術支援ロボットがある今はそんなこともする必要もありません。

手術の精度や患者への負担軽減など、安全性を高めるメリットがあり、今後この業界で広がっていくことは間違い無いと言えます。

独自性の高い消耗品を継続的に売れる

ロボットアームの先端で実際に動くピンセットの様な処置具。これは何度も使いまわせる部位なのですが、適切に滅菌処理やメンテナンスを施しても、使用回数に上限があります。上限を超えて使うと動作不良を起こし、医療事故にもつながりえますから、消耗品を定期購入する必要があります。

この処置具の購入コストを抑えるために、サードパーティ製の処置具を扱うことは医療機関にとっても大きなリスク。メーカー専用の消耗品として売れるのであれば利益率が高く、継続的な収益が得られるビジネスモデルと言えます。

だっと

インクジェットプリンターは消耗品のインクトナーで利益を上げるビジネスモデルですが、格安トナーに消費者を奪われて破綻気味。
メーカーの消耗品が確実に売れるビジネスモデルは今後も安心できますね。

保険診療の適用範囲が広がっていくことが予想されている

前述したとおり、手術ロボットを扱うことは安全性が高く、患者への侵襲性が低い大きなメリットがあります。このメリットがある高度医療を広めたいと日本政府は考えております。

手術支援ロボットの保険適用は2012年が始まりで、特定の2項目の手技しか適用されていませんでしたが、2023年3月時点で保険適用の手技は27項目に増えています。

以上のことから、将来的にも適用範囲が広がっていくことが想定されます。

だっと

保険適用されている医療業界の中では徐々に下火になる業界もあり、そう言う会社はブラック化していきます。今後の成長が見込める産業を扱うのは間違いない戦略と言えます。

くーま

保険適用範囲が広がると手術支援ロボットの活躍する回数が増え、消耗品も使用頻度が増えていきます。

(なぜ?)手術ロボットを開発するメーカーが増えた理由

前述した通り、手術支援ロボットは医療業界の中でも大きなトレンドの一つですが、近年多くの医療機器機メーカーが開発し、発売しております。これは手術ロボットメーカーの先駆者であるIntuitive Surgical社(インテュイティブサージカル)が握っていた特許が2019年で切れたことが始まりです。

前述の通り、多くのメリットがある医療機器の特許が切れたのを見越し、資金力のある医療機器メーカーがこぞって参戦したことから、今後も大きく成長できる産業として注目したことが想定されます。

2023年3月時点で手術ロボットを販売しているメーカー4社とその製品

実際に手術支援ロボットを製造販売している会社を紹介します。

Intuitive Surgical (Da Vinci)

全世界で広がっている手術支援ロボットの先駆者であるインテュイティブサージカル社。アメリカの企業ではありますが、日本国内で最も設置台数が多いDa vinci(ダ・ヴィンチ)を製造販売しています。

世界で7割と大きなシェアを握っていることから、手術支援ロボット業界のスタンダードになりうる企業です。

(参考)公式サイト

Medtronic (Hugo)

ヘルステックとしては世界最大の資産を持つ大型企業である米国企業メドトロニック。その傘下企業であるCovidien社(コヴィディエン)が開発した手術ロボットがHugoです。

(参考)公式サイト

Johnson & johnson (Monarch,VELYS)

メドトロニックと同様で大企業であるジョンソンアンドジョンソン。資金力に物を言わせて以下の様に動いています。

  • 2015年にGoogleと提携し、低侵襲に特化した手術ロボットの開発発表。
  • 2019年に肺がん治療に特化した手術支援ロボットMonarchを開発したAuris health社を買収。
  • 2022年に人口関節全置換手術に特化した手術ロボットVELYSを発表。

メディカロイド hinotori

これまでの企業は米国資本の企業だらけでしたが、国産の医療機器メーカーも存在します。

企業名としては耳馴染みがないかもしれません。メディカロイド社は元々日本の臨床検査機器メーカーの老舗であるsysmex(シスメックス社)と、川崎重工業株式会社が共同出資により2013年設立された企業です。手がける手術ロボットはhinotori。

NTTの商用5Gを利用し、遠隔操作による外科的手術を実現させることが見込まれており、海外展開も視野に入れています。

他社の製品と比べ、小型で動作の軽快さをウリにしています。

(参考)公式サイト

今後手術支援ロボットが発売されるメーカー

以下の4社はすでに開発へ着手している企業一覧です。

それぞれ豊富な資金力と開発力を持っていることや、元々外科領域に参入していることから、近い将来に製品化されることは間違いないと見られます。

  • オリンパス
  • 東芝
  • ティンカフェイ(中国)
  • メドジェット(イスラエル)

手術支援ロボットにかかわる仕事

手術支援ロボットメーカーで働くには主に以下の様な業種があります。

  • 営業担当
  • サービスエンジニア
  • インストラクター

営業担当やサービスエンジニアは他の医療機器メーカーにも部署として存在しますが、インストラクターが特徴的な仕事なのではないでしょうか。

手術支援ロボットの弱点でもある、”手技中の物をつかんだ触覚が感じにくい”や、”操作性の複雑さ”、”製品の特性”などがあり、Dr.は使いこなす為のトレーニングが必要。

外科医を相手に実機を用いた講習を行い、Dr.が使いこなせるかどうかをメーカーの人間がジャッジするのがこの製品の特徴と言えます。

くーま

手術支援ロボットを扱えるようになるために、折り鶴を折るのもトレーニングの一つのようです。

手術支援ロボットメーカーで働くために必要なスキル3選

これまで手術支援ロボットのメーカーについて解説してきましたが、必要とされるスキルについて解説します。

外科的医療の知識

基本的に外科的治療の手技の知識が求められます。多くの医療機器メーカーは入社後に研修があるかと思いますが、外資系企業は新卒から人を育てる仕組みが皆無と言っても良いレベルなので、元々外科領域の医療機器を扱った経験がある方は採用されやすいと言えます。

英語力

前述した通り、多くの企業が米国資本であるため、英語力を問われるのは基本と言って良いです。他の医療機器と大きく異なる点としては、症例数も日本国内で見るよりも海外が豊富であり、業界を詳しく知るには論文を読むことが必要不可欠。学術論文を読むためには英語が必須と言えます。

だっと

英語力皆無でもテキストベースならDeep LやGoogle翻訳で切り抜けられます。

自分を売り込む技術

前述した通り、医療機器業界の中でも急成長を遂げている分野になり、現在展開している企業はいずれも超大手。手術支援ロボットメーカーに入社したくても、入社するためのハードルが非常に高いです。

自力で転職するのは難しいですが、転職のプロに相談できる転職サービスを利用することで、入社の難易度は下がると言えます。

数多くの転職エージェントがありますが、中でもオススメしたいのは外資の転職エージェントであるランスタッドです。

この記事では手術支援ロボットに関して記事を書いてきましたが、キャリアを相談することで最適な転職先を紹介してもらえる可能性があります。以下のボタンから転職エージェントの詳細を見られます。

\ まずはサイトを見てみる /

まとめ

医療機器メーカーに転職を考える方には、手術支援ロボットの開発・製造に携わる仕事がオススメです。

手術支援ロボットの需要は増加傾向にあり、日本国内においても保険適用範囲が広がっていきます。

技術革新が進む医療分野で働くことができるため、学びも多く職種も様々。働くためには医療分野に関する知識や経験、英語力が必要になりますが、安定した年収と需要がなくならない仕事と言えます。

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